あとがき

どうも、ミカエル・フラグメント~種族戦争~を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。作者の鬼詠雪介おによみゆきすけ です。今回のミカフラはいかがでしたか?自分の中でも情報量がすごいことになったな~と思ってしまうほどの話となってしまいました。第一章ではちょっと設定がガバガバなところなどがあったため、それを第二章でなんとか補おうとした結果がこれです。まあでも、それだけじゃ補うことができなかったため、第一章の改訂をする羽目になったのですが・・・ちなみに、第一章の改訂版はこのあとがきを書く前に完成させようとしたのですが、結局間に合わなくてこのあとがきを書いている時点ではまだ途中です。改訂版が完成していることを前提にこの『種族戦争』を書いたので、なんかよくわからない組織の『白鷺 しらさぎ 』を出してしまいましたが、この組織は、『銀狼ぎんろう 』の兄弟組織みたいなもので、『銀狼』が戦闘班なら『白鷺』は情報班といった感じです。『白鷺』は様々な情報を集めたり、情報の隠蔽などをする組織です。違法捜査は普通にやってますね。かなり適当な説明をしましたが、改訂版ではちゃんと登場しているので、ご安心を。

さて、この物語の話に移りますが、今回のストーリーは『種族戦争』が始まるまでを描きました。種族戦争というくらいなので、様々な種族を出さなければならない。神や天使、妖怪や悪魔。そして人間。たくさんの種族がいるので、そいつらを全員存在だけでもこの話で教えるというのが目的でした。そして、一兎 いちと 君がただのチート系主人公ではないということもこの話で伝えようとしたので、情報量がすごいことになったんだと思います。

一兎君のチートっぷりは結構中途半端な感じで、個人的にはちょっとキャラ設定ミスったかな~とか考えたりしてしまって、迷走しましたが、なんとか悪くない仕上がりになってきました。中途半端なキャラが僕的にはあんまり好きではないので、極端な感じでやっていこうと思いました。

そして歌恋かれん ちゃん。この子のことに関しては、未だ明らかになっていないので、もやもやっとする終わり方になったと思いますが、最初からこうすることは決まっていました。このストーリーのカギを握る人物は誰なのか、この『種族戦争』でよくわかったかと思います。今回は本当に歌恋ちゃんが重要になったお話でしたね。

そして一兎君の家族のこともだいぶ明らかにされたと思いますが、今までのストーリーを根本的に覆すことになってしまいましたね。敵の正体は味方で、実は倒す必要も殺す必要もなかった。というどんでん返し、一兎君を強くするためだけに悪者の仮面をかぶった。この流れにしようかどうかは正直悩みました。平和のためには多少の犠牲が必要になる。様々なアニメや小説で敵が口にするセリフですが、正直な話、それは正しいと思います。このミカエル・フラグメントでは犠牲になったメインキャラが二人もいます。そして、作中でも犠牲のおかげで平和を手にしたということがあったという描写もありました。平和のためには犠牲が必要という意見は正しい。でも、正しいことが正義なのか。正しいことがいいことなのか。

それでは、これにてあとがきとさせていただきます。次回はミカエル・フラグメント~最終演目~。サブタイトルが一兎君の能力なのは、きっとその時になればわかりますよ。では、最終演目で会いましょう